キリスト教について

世界中の人々が信仰するキリスト教

世界で信仰されるキリスト教

結婚式はチャペルで挙げるのが夢、あるいは実際にチャペルウエディングを経験したことがあるという人もいるかと思いますが、チャペルウエディングを挙げた人の中でも実際にキリスト教を信仰している人というのは案外少ないのではないでしょうか。

本来、キリスト教の教会で挙げる結婚式は、キリスト教を信仰する信者同士の婚姻の際に行われるもので、日本のようにキリスト教の信者ではないのに、教会やホテルの教会風スペースで結婚式を挙げるというのはかなり珍しいパターンと言えるでしょう。

このように、日本人にとってはなじみがあるようで、実はよくわからないというのが「キリスト教」ですが、世界的に見てみるとキリスト教は世界でもっとも信仰者が多い宗教です。

2009年の百科事典『ブリタニカ』のデータによれば、キリスト教の人口は22億5400万人、次いで多いのがイスラム教で15億万人なのだそうです。日本に多い仏教などは、3億8400万人しかおらず、キリスト教がいかに世界に広がっているのかがわかると思います。

宗派が分かれるキリスト教

さて、とはいうものの、キリスト教の中は、実はさらに細かく分かれています。仏教でも、その内部には浄土真宗や浄土宗、真言宗、曹洞宗…という具合に、いくつかの宗派がありますが、キリスト教もまた同様でプロテスタントにローマ・カトリック、さらにはギリシャ正教会などの流派に分かれています。

そして、これら流派の中でも、さらに細かくバプテストやメソジストといった流派に分かれていたりするため、同じキリスト教といっても宗派・流派によって考え方に違いがある場合も少なくありません。

キリスト教の教派の中で、最大の信徒を抱えているのは、ローマ・カトリック教会で、日本でもおそらくカトリックの信徒が最も多いと考えられます。ただし、カトリックやプロテスタント、さらにはギリシャ正教会など、キリスト教が細かな教派に分かれていたとしても、その信仰の基本となるのはいずれも『聖書』であり、宗派によって異なる経典を持つ仏教などとは大きく違っています。

 

まずはキリスト教の葬儀の流れを知っておこう

日本は仏教の国と言われていますが、その一方でキリスト教の信者も多く、地域によってはキリスト教の信者が集中しているところもあります。

これまでは仏教のしきたりによる葬儀に参列したことはあっても、キリスト教の葬儀に参列した経験がなく、いざ葬儀に参列することになった場合に、どのように振る舞ったら良いのかわからず、戸惑うこともあると思います。

キリスト教でもカトリットとプロテスタントでは、葬儀の流れや考え方などもまったく異なる部分もあります。
キリスト教の告別式について、カトリックでは入堂聖歌・聖歌斉唱・故人のプロフィールや弔辞、弔電・献花・遺族によるお礼の挨拶といった流れになります。

プロテスタントでは、牧師や喪主、遺族が入場の際に歌ではなく、オルガンによる演奏が行われるのが一般的で、その後、牧師が聖書を朗読して参列者とともに祈りを捧げ、牧師の話を聞き、弔辞や弔電、告別の祈りの後に賛美歌を歌い、献花を行い、遺族がお礼の挨拶をするといった流れが一般的です。

キリスト教では御香典ではなく御花料

日本の仏教の葬儀では、通夜や告別式の際に参列者が包むお金のことを御香典または御霊前と呼ぶのが一般的ですが、キリスト教ではそのような言葉を使うことはありません。

そもそも御香典とは、お香をたく文化に由来する言葉であり、キリスト教ではそのような文化や歴史が根付いていないため、呼び方にも違いがあることをまずは知っておくと良いでしょう。

御花料の金額は、故人との間柄や関係性によっても金額が変わってきますが、仏教の御香典とほぼ同じだと考えて良いでしょう。

文具店などに行くと、御香典や御霊前と表記された不祝儀袋が販売されていますが、御花料を持参する場合は、十字架やユリの花があしらわれた白無地の封筒、または熨斗袋に御花料と書いて、その下に名前を書きます。

葬儀が始まる前に、受付に御花料を渡します。