主流は従来型で、余念のない対策が重要
採用の適性検査で急増しているのがTG-Web。ヒューマネージ社開発のテストになります。
これまでの採用とは視点を変えてということで、有名企業や人気企業で導入するケースが増えているというのです。
TG-WEBの特徴は、他のテストと比べると馴染みのない出題方法で、難解傾向であることから、受検者の中からは戸惑いの声が多く聞こえるテストであるということになります。
解き方を知っていないと、極端な話、まったく解けないこともあり得るテストで、だからこそ、他の適性検査以上の対策が必要になるでしょう。受ける科目は、能力テストである言語、計数、英語と性格テストになります。
能力テストには従来型と新型がありますから、応募企業がどのタイプを導入しているかはわからず、どちらも研究しておくことが大切です。
ただ、主流は従来型が多いということがいえそうです。性格テストは11種類もあり、これも企業がどれを実施するかはわかりませんが、全部導入することはなさそうで、そのうちの1~数種類でしょう。
従来型と新型の違い
TG-Webの適性検査では、従来型と新型がありますが、その違いを紹介しましょう。
どちらも能力テストである言語、計数、英語と性格テストになりますが、英語と性格テストは除いて、従来型と新型があるのは言語、計数分野になります。
従来型の言語では、長文読解、空欄補充、並べ替えなどが出題され、特に長文読解は専門的・抽象的なものが多いことが特徴です。
計数では、暗号、展開図、推論などが出題され、特徴は高卒程度では難解な問題になっていることです。新型の言語では、従来型では出ない同義語、対義語が出題されます。
計数では、方程式、図表が出題され、どちらも従来式より問題数が大幅に増えることが特徴となっています。
採用企業例として聞こえてくるのは、マイクロソフト、パナソニック、日本テレビ、三菱東京UFJ銀行、小田急百貨店、近畿日本ツーリストなどがあります。